振り返れ、2020
もう2020年も終わりますね。
2020年も様々な事がありました。
私の中で、2020年は随分先の位置付けのところにありました。
それは、何故だろうと考えた時に浮かんだのはTRICERATOPSの『2020』という曲の存在です。
調べたら、2002年のリリースでした。
その頃の私は、ちょうど高校を卒業したくらいで、TRICERATOPSが歌う2020年という時代は、どんな世の中になっているのだろうと想像をしていました。
案外、その頃とそこまで変わっていないような世の中や、自分がここにいるような気もしています。
【2020年を振り返る】
本当に、コロナに振り回された一年でした。
☆1月☆
大好きなアーティストのライブに数十年ぶりのライブに行きました。
L'Arc〜en〜Cielです。
① L'Arc〜en〜Ciel 『ARENA TOUR MMXX』Aichi Sky Expo - [きゅーぴーとは呼ばないで★★]
②L'Arc〜en〜Ciel 『ARENA TOUR MMXX』Aichi Sky Expo - [きゅーぴーとは呼ばないで★★]
HYDEさんの喉が本調子では無く、ご本人や周りのサポートも含めて、ある意味レアなライブだったのかもしれません。
またリベンジしたいと思っていますし、ラルクのライブにテンションがぶち上がりの写真は、今見てても笑えてきます。
☆2月☆
コロナの動きが怪しくなってきたものの、まだマスク生活ではなかった頃。
フォロワーさん達と会ってお酒飲んで楽しい時間を過ごせたりもしてました。
☆3月☆
全国一斉休校が急遽決定。
我が家の子供達は、保育園に通っていたので仕事は続けられたものの、なるべく自宅待機でお願いしたいという通知まで届く異常事態。
それに伴って、卒園の決まっていた長女のイベントが悉く中止になり、親子共々ショックを受け、初めてのスタイルで卒園しました。
そんな中でも、長女は誕生日を迎え、大きく成長したと思います。
☆4月☆
長女が小学校へ進学しました。
開催を危惧していた入学式は無事行われたものの、翌日から休校という事態に。
旦那にも協力してもらいながら、夫婦で交代してお弁当を毎日作りながら、長女は学童、次女は今まで通り保育園へ。
学校での授業経験が無いまま、家庭での膨大な宿題を行うというのが、私達親子にとってはかなり苦行でした。
自分勝手な話ではありますが、唯一の一人時間を満喫出来ていた、平日休みを子供達も休ませないといけないのも結構辛かったですね。
☆5月☆
社会人になってから、初めて旅行に行かなかった連休だったかもしれません。
そんな中で、自分と旦那の誕生日が来ました。
今年は、割と仕事面は充実した年でしたが、仕事で今までで一番大きなミスを犯しました。
もう2度と、あんな思いはしなくても済むようにしたいです。
☆6月☆
長女の学校に登校出来る日々が始まりました。
そして、次女も無事に誕生日を迎えました。
環境が変わり、あんまり記憶が無いかもです。
☆7月☆
延期していた、新人の歓迎会などを行いました。
久々の食事会。
安定の美味しさで感動しました。
そして、数回に渡って開催されていた勉強会がラストを迎えました。
講師の方々が、同年代の方が多かったので、同じ様に結婚、出産を経ても仕事を続けていて、人に様々な事を教えられる様な経験や、働き方をしていることに感銘を受けました。
そんな意味でも、印象深い勉強会となりました。
☆8月☆
休校期間があった為、例年の夏休みを短縮して登校するというスタイルに。
学校から、学童まで距離があるので、汗疹になったりもしました。
タオルや着替えを多めに持たせたり、水分を含むと冷えるようなタオルを持たせて対応。
旦那と、お盆休みがズレたので詰みました。
遠くや人混みには連れ出せないので、少し大きな公園に出掛けたりしました。
☆9月☆
連休を使い、旅行へ。
北陸に行きましたが、北陸はやはり良いですね。
学童でも、コロナを考慮したイベントなどを開催し、旦那が意外にも大活躍してくれて良かったです。
☆10月☆
今年は二期制ということで、長女が初めての通知表を貰って来ました。
そして、運動会にも参加出来ました。
友人達にも会えてランチをしたり、充実した時間を過ごせました。
☆11月☆
次女の運動会は、当初の予定からズレてしまい私は参加出来なかったのですが、楽しそうな写真が送られて来て安心しました。
そして、人生初のふるさと納税を行いました。
来年は何にしようか楽しみです!!
☆12月☆
今月も、沢山のことがありました。
色々なことに気を揉みましたが、良い方向に進んでいると思います。
今年は、いつもよりマシなレベルでゴミ捨てに着手。
来年は、すぐ捨てられる人になりたいです。
【カモン2021】
2021年は、丁寧に暮らせる人になりたいです。
自分を労って、余分なものを持たない人になりたい。
今年、私に関わってくれた人達、どうもありがとう。
来年も、是非ともよろしくして欲しいです。
バナナとウインナーと飴の話 続編
先日、書いた娘のお腹の調子の件で動きがありました。
学校でのトラブル編です。
【トイレ事件】
慢性便秘の治療薬を服用してから初めての登校日。
帰宅後、ズボンまで汚す程の大惨事でびっくり。
授業中にトイレに行ってはいけないからトイレに行きたいと言い出せなかったと娘が言い張るので、担任の先生に手紙を書きました。
☆多分、娘の勘違いで授業中は何があっても絶対にトイレに行ってはいけないと思い込んでいること
☆現在、治療中なのでトイレに行きたいと申告があったら行かせて欲しいこと、行っても大丈夫だと改めて娘に伝えて欲しいこと
☆もし、衣服を汚すトラブルがあった時の対処法などについて教えて欲しいこと
そういったことをツラツラ書いて出したところ、返信と共に電話が掛かってきました。
【食い違いあるある】
開口一番、担任の先生から言われたのは、気付かなくてすみませんという謝罪でした。
保育園の時もそうだったけれど、先生に謝られるのは心がぎゅっとなる…
先生は私の希望通り、娘を廊下に呼び出して話を聞いてくれたようです。
そうしたら、先生には私に話した内容とは全く違う話をした娘…
えー!?となった私に対して、親と先生とでは、子供が話す内容が食い違うのはあるあるなんで大丈夫ですよーと先生からは普通に返って来ました(恥)
トラブルがあったのは、授業中ではなかったようなのですが、やはり娘は授業中は何がなんでもトイレには行けないと思い込んでいました。
☆放課中(これって愛知の方言なんですよね?)にトイレに行っておかないといけないが、授業中でもトイレには行って欲しいこと
☆かなり衣服を汚すようなことがあれば、先生にコッソリ教えて欲しいこと
☆その場合は、保健室でも着替えが可能なのと、下着の替えが用意してあるから、そこまで心配いらないということ
このような話を先生がしてくれたのと、一年生はまだまだ排泄のトラブルは珍しくなく、今年でもう数件そういったことはありましたので大丈夫ですよと教えてくれました。
私がかなり深刻な感じで手紙を書いてしまったからなのか、手紙での返信と電話を下さって私は物凄くホッとしました。
そして、お家でもまた僕の話をお母さんからも話して貰って一緒に色々なことを確認して貰えますかというお話もありました。
先生からは、何かあった時のために健康状態を把握しておきたいので、色々教えて貰えて良かったです、ご報告ありがとうございますと言ってくれて、対応が神…!!と思いながら話を聞いていました。
私よりも年下で異性の先生だし…と躊躇してた過去の自分バカ!!って物凄く思いました。
流石はプロフェッショナル…!!
忙しい時に申し訳ありません、ありがとうございますと伝えて電話を切りましたが、有り難い対応をして貰えて、母娘共々とても安心出来ました。
【現在の状況について】
どうやら、便秘の薬は数日飲んだところで効き過ぎているような感じがあり、主治医の先生と相談しました。
毎日時間は不規則ではあるものの排便はあるので、現在は便秘薬から整腸薬に切り替えて様子を見ている状態です。
継続して、オリゴ糖や良質な乳酸菌(ロイテリ菌)の摂取、うんちノートの記録を取っています。
整腸剤に切り替えてからは、下着の汚れも今のところはありません。
このまま、便通の良い習慣が付き、慢性便秘を卒業出来たら良いなと思います。
バナナとウインナーと飴の話。
あんまり美しくない話なのですが、長女の排便のトラブルについての話です。
【始まりは約1年前】
ちょうど1年くらい前から、長女が下着を汚してくるようになりました。
汚す範囲はマチマチでしたが、それまで排泄において、これと言ってトラブルも無かったので、小学校への進学前のストレスとかも有るのかなとか思いつつ、最初は拭き方が甘いのかなと考えて、自宅では拭き方を再度教えたり、拭いた後のチェックなどを行いながら様子を見ていました。
ところが、保育園卒園目前になってもなかなか改善されなかったので、担任の先生(私が子供の頃から在園されている超ベテランの先生)にも手紙を書いて相談しました。
その件について、気付かなかったことを謝られたのと、トイレについて、再度子供達にマナーなども含めて説明して下さったとのことでした。
それでも、やはり改善が見られず。
そんな状態で、病院受診まで期間を要した理由は幾つかあります。
1つは、時期的なものもあるかなと思ったこと。
小学校進学という、人生のステージが変わり生活環境がガラリと変わることに加えて、今年はコロナ禍ということもあり休校措置などもあったので、生活が落ち着けば改善されるのではと思ったこと。
それともう1つは、この症状が毎日ではなかったからです。
1週間近く続いたかと思えば、翌週は大丈夫だったり…波も割とありました。
なので、もう大丈夫かな?と思ったら再発する…という状況が続き、半年くらい前からネットで似た様な症状について、ある記事を見つけました。
【慢性の便秘】
慢性の便秘による『遺糞症(いふんしょう)』というものがあることを知りました。
長女はほぼ毎日便通はあるものの、硬そうだったり物凄く稀に出血があったり、もっと小さい頃には数日排便が無いような典型的な便秘症でした。
私の中で、『便秘=数日出ない』というイメージでしたが、便の形状などは確かにネットで見る便秘に当てはまります。
その情報を知りながらも、先程書いた通り、改善したかの様に見えることも多々あったので、様子を見ていました。
ですが、ここ最近症状が出る日が続き、母娘共々もうどう対応したら分からなくなり、病院受診を決意しました。
【初めての小児科】
私の子供達は今まで、小児科専門医院を受診した事がありません。
私が住んでいる地域は、病院探しには困らないのですが、私のかかりつけの内科さんで赤子も受診出来たので、今までわざわざ小児科を受診する必要が我が家には無かったのです。
以前に、何か別の用事でかかりつけ医に受診した際に、少しこの件について相談した事がありました。
時期が夏だったことと、冷たいものを食べる機会も多かったので、整腸剤を出して様子を見ようということに。
慢性の便秘について、色々調べていくうちに、小児時代にはよくあることのようなので、一度小児科専門の先生に診てもらおうと思い立ち、我が家でも通えそうなところを探して受診しました。
【診断と治療方針】
小児科は初めてでしたが、コロナ禍ということもあり混雑も無く、とても丁寧に診察して貰いました。
問診で今までの経緯を私から説明して、長女には排便についての状況(学校なども含む)を聞き、触診したところ、やはり便が溜まっていそうだということ。
初診なのにごめんね、と前置きがあり浣腸を行いました。
堪え性が無くて速攻でトイレに駆け込む長女…
先生達が思っている程の量は出なかった様でしたが、悶絶しつつスッキリした!とトイレを後にしました。
毎日便通があっても、便が硬かったりして一部しか排出されずに、腸内に便が残り、満足な便通が出来ずに残った便の隙間から、軟便が漏れ出ているような状況だそうです。
便秘対策として、オリゴ糖やヨーグルトの摂取、それに加えて、バクテリアセラピーとして乳酸菌であるロイテリ菌も摂取していますが、原因除去が出来ていなかったので、思った様な効果が得られなかったのかもしれません。
今後の治療方針は、慢性便秘の治療薬を毎日服用して、トイレノートを毎日付けること。
写真は、実際に貰ったノートです。
2日分ほど、既に記入をしました。
子供が記入するものなので、便の硬さや形の状態と、大きさが3ランク(バナナ、ウインナー、飴)で表記してあるのも分かりやすいと思いました。
なるべく水分を取る様に心掛けるのと、登校前にトイレに行く習慣を付けれるようになること…
ちょうど、年末年始の休みに入るので、その間に良い習慣が身に付けられたら理想的とのことでした。
慢性便秘の治療薬は、便に水分を含ませて排便しやすくするというもの。
大人にも使用するものだそうですが、長女は1日一包飲むことになりました。
慢性的なものなので、効果が出てもしばらく治療が必要になるかもしれないですが、根気良く治療を進めたいと思っています。
そして、今回の件は小学校には何も報告していません。
小児科の先生からは、治療がスムーズに進んだら特に必要は無いのでは?というアドバイスを受けたので、とりあえずは何も報告しないでおこうと思っています。
小学校がトイレに関して、どこまで介入しているのか分からない点と、担任の先生が若い異性の先生であること(赤ちゃんはいる)
長女が先生のことが大好きなので、長女のプライドもあるだろうしなぁという点を考慮して、報告せずに快方に向かうと良いなぁと思います。
【反省点】
今回の件で思ったのは、もっと早く受診すれば良かったなということです。
間違った認識で、長女を叱ってしまうこともあったので、親娘共々ストレスが溜まっていたと思います。
モヤモヤする日が続いていたので、原因が分かってスッキリしたのと、改善出来そうというのが分かって良かったです。
小児科もとても雰囲気が良いところだったので、今後困った時には通院しようと思いました。
しばらくはお世話になるかと思うので、子供に声掛けしつつ頑張ります。
ふるさと納税に挑戦した話。
今年、ふるさと納税に初挑戦しました!!
めっちゃハードル高いのかな?と思ったら、全然そうじゃなかったという話。
☆きゅぴズ『ふるさと納税』のイメージ
・自分の所得では、お話にならないんじゃないか
・確定申告が面倒くさそう
こんな風に思っておりました。
なので、ずっと重い腰が上がらなかったのですが、弟がふるさと納税にトライしたと聞いて、私も調べてみることにしました(チョロい)
【ふるさと納税とは…】
すごく分かりやすい図解だと思います。
ふるさと納税とは…
ふるさと納税とは、生まれた故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度です。
控除上限額内で寄付の手続きをすると、寄付金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付、住民税の控除が受けられます。
あなた自身で寄付金の使い道を指定でき、地域の名産品などのお礼の品もいただける魅力的な仕組みです。
税金控除を受けるためには、「確定申告」をするか「ワンストップ特例制度」の適用に関する申請が必要です。
ふるさと納税を行うには、誰しもが『確定申告』が必要だと思っていました。
ですが、私は『確定申告』ではなく『ワンストップ特例制度』が適用されることが分かったので、かなりハードルは下がりました。
【ふるさと納税を行う手順】
『ふるさと納税』と検索するだけで、様々なサイトがヒットします。
私が利用したのは、こちら。
ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | お礼の品掲載数No.1
そして、私の場合のことを書きます。
①寄付金上限額を確認する
ふるさと納税を行う為には、まずは控除上限額を把握する必要があります。
大体、各々のサイトで上限額をシュミレーション出来るようになっているかと思います。
控除上限額は、収入や家族構成によって異なりますのでご注意ください。
私は、源泉徴収票を基にしてシュミレーションしました。
・私の給与収入
・配偶者の給与収入
・扶養家族の有無
・生命保険の控除額等
などを入力して、控除上限額を算出。
この控除上限額を上回る金額を寄付すると、上回った分は控除されずに自腹となるので、注意が必要です。
そして、控除の申請がどのような形になるのかも確認する必要があります。
私の場合は、医療費控除、ローン減税控除なども該当しないので、『ワンストップ特例制度』の利用を決めました。
②寄付する自治体を決めて申し込む
これが一番楽しいですかね。
私は、蟹とウニが返礼品として頂ける自治体を選びました。
蟹に関しては、この都道府県で!?という驚きもありましたよ。
サイトによっては、返礼品にプラスして商品券などが付いてくるところもあるようです。
③寄付金を納める
これも、サイトから行えました。
自分の寄付金の使い道などを選択することが出来ます。
クレカ等その場で決済できる場合、申し込みと同時に寄付が完了します。
自治体を決めてから、あっという間に寄付が完了しましたよ。
④返礼品と寄付受領証が届く
自治体から、寄付のお礼として返礼品とその証明として寄付金の領収書「寄付金受領証明書」が届きます。
返礼品の到着時期は、自治体や内容によって異なります。
私が選んだ蟹は、寄付完了の翌週には届きました。
漁獲量などにも左右されるようですが、驚きです。
⑤税金控除を受ける
税金の控除を受けるためには『確定申告』または『ワンストップ特例制度』の申請のいずれかの手続きが必要です。
確定申告の代わりに『ワンストップ特例制度』を利用する場合は、寄付先の自治体へ『寄付金税額控除に係る申告特例申請書』に必要事項を記入し、
個人番号確認および本人確認書類のコピーを添えて提出します。
1回の寄付ごとに、1通の提出が必要になります。
私は『ワンストップ特例制度』を利用したいので、寄付後に自治体から送られてきた『寄付金税額控除に係る申告特例申請書』に記入をし、マイナンバーカードの通知カードと免許証のコピーを添えて提出しました。
自治体によっては、封筒や郵送代まで全て賄ってくれるところとそうじゃないところの違いがあるようでした。
【ふるさと納税をしてみた感想】
めちゃくちゃ簡単でした。
控除限度額は、あくまでシュミレーションなので、私は一万円くらい余力を残して寄付しています。
私のように配偶者がいても、自分の給与所得があり、現在確定申告を行っていない人は簡単なのかもしれないなと思いました。
ふるさと納税をしようがしまいが、納税は義務なので無くならないですが、ふるさと納税によって税金を先払いしておいて、早く納めたからご褒美だよ的な扱いの返礼品かなと思うと、楽しくなって来ます笑
こんなに簡単ならば、もっと前からやりたかったなというのが、素直な感想です。
蟹はつい最近届いて、私と子供達2人で食べました。
大迫力かつ、茹でてあるのでもう食べるだけという状態で届き、とても美味しく大満足でしたよ。
映画『十二単衣を着た悪魔』
とうとう観れました!!
そして、めっちゃ長いブログになってしまった…
映画『十二単衣を着た悪魔』
【あらすじ】
「超一流の弟に、一段低い二流の兄貴か……」
伊藤 雷は思わずそう呟いた。
彼は日雇いのバイトで「『源氏物語』と疾患展」の設営に参加、イベント会場に流れる『源氏物語』の登場人物紹介で「デキた弟・二宮」と「後塵を拝した長男・一宮」の関係を知り、シンパシーを抱いたのだった。
なぜならば、同じく弟は頭脳明晰かつ眉目秀麗で、かたや自分は現在、就職試験59連敗中のフリーターの身。
かねてからのコンプレックスを一層こじらせている日々なのである。
おまけに帰宅途中、近所の知り合いから弟の吉報を聞き、自宅に帰りにくくなり、家の周囲をうろついていた雷に衝撃の出来事がーーーー。
フリーターの青年が雷に打たれて源氏物語の世界にタイムスリップし、光源氏を忌み嫌う弘徽殿女御に仕えて陰陽師として認められ、成長していく姿を描く。
【この作品について】
原作は『十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞』(幻冬舎文庫)。
無数の名作傑作を生みだしてきた脚本家・小説家の内館牧子さんの手によるもので、ヒントとなったのは映画『プラダを着た悪魔』(06)の、メリル・ストリープが演じたファッション誌の辣腕編集長だ。
つまりはイメージを重ねられた『源氏物語』のヒールキャラ、ヒステリックな悪女の代名詞“弘徽殿女御”が実は早すぎたキャリアウーマンであった、という斬新な見立て。
この美しき最強のヒロインが、現代ネガティブ男子を徐々に変えてゆく──。
監督を手がけたのは、日本を代表する女優であり、『嫌な女』(16)以来4年ぶり、長編2作目となる黒木瞳さん。
2012年の初版時から原作を愛読し、長年の映画化への思いを見事昇華させた。
主人公の冴えないフリーター役の伊藤雷を、伊藤健太郎さん。
最強のヒロインとして登場する“弘徽殿女御”は、三吉彩花さんが演じています。
【そもそも、源氏物語とは?】
『源氏物語』(げんじものがたり)は、平安時代中期に成立した日本の長編物語、小説。
文献初出は1008年(寛弘五年)。
作者の紫式部にとって生涯で唯一の物語作品である。
主人公の光源氏を通して、恋愛、栄光と没落、政治的欲望と権力闘争など、平安時代の貴族社会を描いた。
今作での登場人物が色々分かっちゃうと面白さ半減だと思うので、画像無しでの人物相関図を挙げておきます。
義理の息子に当たる光源氏を忌み嫌う、相関図の緑丸で囲んだ弘徽殿女御が、最強のヒロインとして描かれています。
弘徽殿女御(こきでんのにょうご)とは?
弘徽殿女御(こきでんのにょうご)は、紫式部が著した小説『源氏物語』に登場する架空の人物である。
後に弘徽殿大后(こきでんのおおきさき)と称する。
右大臣の娘(恐らく長女)で、桐壺帝がまだ東宮であった頃入内した最初の妃。
第一皇子(東宮、後の朱雀帝)と皇女二人(一品宮と斎院)をもうける。
後宮で最も格の高い弘徽殿に住まい権勢を誇ったが、桐壺帝の寵愛を桐壺更衣に奪われたことで、更衣の死後も忘れ形見である光源氏を激しく憎んだ。
私が今まで触れた『源氏物語』をモチーフにした作品でパッと思い浮かんだのは、桜田雛さんの『黒源氏物語』です。
桜田雛さんの最近の作品は、完結した『執事たちの沈黙』ですね。
執事たちの沈黙
電子書籍で買っていたけど、ブログには書いていませんでした…
この方の作品は、絵がえげつなく綺麗なのがまず特徴なのと、笑える描写とのギャップが好きです。
後は、世界観。
人間の結構エグい側面を描くのが上手な作家さんだと個人的には思っています。
初期の作品は、ほぼ全て電子書籍でコンプリート済み。
執事〜もオススメです。
そして、紹介したい『黒源氏物語』はこちら。
黒源氏物語
桜田 雛
【あらすじ】
「好きでもない女と結婚する。
それが公達として生きるということならば、まるで死と同義だ…!!」
花と見紛うばかりの美しき皇子・光源氏。
幼き頃、母・桐壺の更衣に先立たれ、臣下に落とされたその胸の内に宿る孤独を知る者はいない。
母の面影を追い、初めて恋い慕った藤壺の女御は、父の妻であった。
当然ながら藤壺と添い遂げられることはなく、光は左大臣の姫君・葵の上と…
---光源氏は、果たして本当に清く美しいだけの貴公子だったのか?
千年語り継がれる歴史ロマンスを、奇才・桜田雛が新たに紐解く。
この作品は、光源氏が主人公。
それはそれはもう、お花と見紛う程の美男子なので物凄く美しく描かれています。
対して、東宮と弘徽殿女御の描写はコレです。
光源氏がいかに頭脳明晰かつ眉目秀麗だったが、どのような想いを抱え、どのように振る舞い生きてきたのかが、桜田雛さんでの解釈で描かれている作品です。
十二単衣〜を観てから、こちらを見直したらめちゃくちゃ良く分かりました笑
絵も美しく、話もわかりやすいのでオススメです。
【この作品を観た感想】
端的に言えば、私は伊藤健太郎さんが好きです。
なので、かなり私情が入っている感想になっている可能性は高いです。
私が伊藤健太郎さんを好きになったきっかけとなったのは、映画『コーヒーが冷めないうちに』です。
『コーヒーが冷めないうちに』 | きゅーぴーとは呼ばないで★
そして、『アシガール』など。
最近だと、『今日から俺は!』にも出演していましたね。
彼の写真をスマホの待ち受けにしたりする程、普通に好き。
なので、公開直前になって彼が起こしてしまった事件のことを知り、大変残念に思っていました。
子供達も含めて『大丈夫?』と心配された程です。
その影響もあるのか?
私は比較的、映画を観に行く環境には恵まれていて(自動車圏内30分以内に行けるシアターがいくつもある)
時間が出来たら、気になる作品を観に行けるのですが、『十二単衣〜』に関しては、上映しているシアターがほぼ無いという状況でした。
そんな中、時間が出来たのと、上映時間も対応出来たので観に行くことが叶いました。
同じ様に観に行けない方、多いんじゃないかな…
ストーリーとしては、タイムスリップする辺り、小説ー!!的な展開でしたが、面白かったです。
偶然、触れることとなった源氏物語に対して、自分と似た様な境遇の兄弟を見つけて興味を持ったのが、主人公の雷にとって良かったのかなと思います。
偶然は続き、弘徽殿女御を助ける形となり、彼女を支える役回りを与えられます。
ですが、現世で雷が聞いていた弘徽殿女御とは、全く違う女性がそこにはいました。
それこそ、容姿端麗で頭脳明晰、かつ悪役上等!と言わんばかりの強い女性だった弘徽殿女御。
印象的な数々の名言が飛び出てきて、めちゃくちゃカッコ良かったです。
私も口が悪い方なので、あそこまで清々しく生きれたら最高だなと思うと同時に、賢く生きたいと思いました。
陽の差す時間帯の十二単衣などの装飾の華やかさ、登場人物たちの美しさ、儚さも印象的でした。
その分、夜の時間帯は、特に光源氏を取り巻く環境が黒い思惑とかそういうのがぐるぐる渦巻いて混沌としていました。
色欲に溺れるとかそういう表現がピッタリ来る感じ。
祈祷の様子なんかも禍々しい感じでしたね。
それとは対照的に、ある人物の、連れ添うと決めた相手を一途に思い続けている、そんな場面はとても良かったです。
俳優さん達の演技もとても光っていました。
キャストも様々で良かったですよ。
私は、映画は予告編しか観ずに行くタイプなので、鑑賞中に『えぇっ!?』となる事が多いのですが、今回もそういう配役がいくつもありました笑
登場人物も愛嬌のある描かれ方をしていて、愛着が持てました。
渇望や嫉妬、欲情など様々な想いが渦巻く中で、シリアスな演技は勿論のこと、コミカルな演技も多く、笑えるシーンも結構ありました。
現世では、優秀な弟に引き目を感じながらコンプレックスにまみれる日々を送り、却ってタイムスリップしたことが良きことだと捉えるようになった頃、急にいなくなったりしないか?というような問いかけをされて戸惑う雷。
ただでさえ、雷自身にも何が起きたのか分からない状況下で、自分の存在意義を探して奮闘している様子は、胸に来るものがありました。
物語の後半は、切ないシーンが多く、目を離せませんでしたね。
公開直前に様々な事が重なった映画で、純粋に映画を評価する人は少ないのかもしれません。
何度も言いますが、私は俳優の伊藤健太郎さんのことが純粋に好きで、今作で雷を演じた健太郎さんもとても良かったと思います。
相手役の三吉彩花さんも、物凄く良かった。
凛とした女帝の様な佇まいで、監督の黒木瞳さんから色々指導を受けていたということを後々知りましたが、とても良かったです。
ストーリーもエンターテイメント性が豊富で良かったと個人的には思っています。
上映しているシアターが少ない中で、鑑賞が難しいかもしれないですが、興味のある方はぜひ観て欲しいですね。
老若男女問わず推せるのですが、特にアラフォーとかアラサーの女性にオススメしたい映画です。
映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』
主題歌が[Alexandros]だったので、観てきましたよー!!(不純な動機)
映画『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』
映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』公式サイト。大ヒット上映中!
【あらすじ】
「苦しむことなく殺してさしあげます。」
ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。
その人物の存在が明らかになったのは、ある人物からの通報がきっかけだった。
警視庁捜査一課のNo.1コンビ犬養(綾野剛)と高千穂(北川景子)は、さっそく捜査を開始。
すると似たような事件が次々と浮上する。
捜査チームは事件の解明を急ぐが、被害者遺族たちの証言は、どれも犯人を擁護するものばかりだった。
ドクター・デスは本当に猟奇殺人犯なのか?
それとも救いの神なのか?
そして、驚愕の事実と更なる悲劇が犬養と高千穂に降りかかる。
【この作品について】
原作は、「さよならドビュッシー」で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、中山七里さん原作による刑事犬養隼人シリーズの「ドクター・デスの遺産」。
《ドクター・デス》と呼ばれ、130人もの患者を安楽死させた実在のアメリカの医師《ジャック・ケヴォーキアン》をモデルに描かれるクライム・サスペンスだ。
本人の意思と家族の同意のもと実行される安楽死は殺人と言えるのか。
被害者が存在しない殺人は罪に問われるのか。、事件の真相が明らかになるにつれて、捜査する側の正義は揺れ、モラルは崩れ、危険な錯覚に落ちていく──。
破天荒な直感型の刑事【犬養隼人】、犬養の後輩にして冷静沈着な分析型の刑事【高千穂明日香】、タイプの異なる両極端かつ、警視庁捜査一課No.1コンビを綾野剛さん×北川景子さんが演じます。
【この作品について】
キャストが物凄く豪華でびっくりしました。
ネタバレになるので、書かないですが。
ドクター・デスのモデルになる人物がいるというのは、予告編でも流れていたのでそうなのかーと思いながら観ていました。
勿論、モデルになったというだけで、映画とはまた話が違うとは思います。
観ていく中で、物語が急展開を迎えた時には、面白いなーと思いました。
原作は、シリーズで続いている作品の中の一つだということなので、面白いのだろうなと。
何が言いたいかと言うと、ここ最近観た作品の中でもハズレだったかもーということ。
何だろう、上辺だけサラッと流れて行く感じというか…
扱うテーマが物凄く重いのに、重厚さに欠けるというか…
多分、原作も素晴らしくて、出演される俳優さん方も豪華かつ、演技も上手なのに、映画作品がそれに釣り合っていない、軽く感じる。
尊厳死のことや、家族のこと、警視庁No. 1コンビの経緯とかももう少し掘り下げたら、また違った感じになったのでしょうか…
物語に入り込めずに、ずっと客観的に観ちゃう感じがずっと続く様な感覚がありました。
主演のお二人は良かったですよ。
綾野剛さんは、最近まで『MIU404』で刑事役を演じていましたが、今回の犬養さんは全然違う感じで。
走るシーンや服装も全く違うし、話し方や表情まで…さすがです。
北川景子さんは、とにかく美しかった。
冷静沈着な役どころでしたが、色々とギャップのある役で、原作だとまた違った描かれ方をしているのかな?
あの強烈なビンタをかますシーンはすげぇな!と一言に尽きます笑
何か色々惜しいというか、残念な作品だという位置付けになっちゃいました。
ドロスの主題歌がバーンと流れた時は、かっけーな!と思いましたが、映画がなぁ…というのが正直な感想で、MV観て堪能しようと思いました笑
映画『罪の声』
公開翌週には観てきました。
書くの遅くなった…
物凄く良かったです。
映画『罪の声』
【あらすじ】
35年前、日本中を巻き込み震撼させた驚愕の大事件。
食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件は、誘拐や身代金要求、そして毒物混入など数々の犯罪を繰り返す凶悪さと同時に、警察やマスコミまでも挑発し、世間の関心を引き続けた挙句に忽然と姿を消した謎の犯人グループによる、日本の犯罪史上類を見ない劇場型犯罪だった。
大日新聞記者の阿久津英士(小栗旬)は、既に時効となっているこの未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、取材を重ねる毎日を過ごしていた。
一方、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野源)は、家族3人で幸せに暮らしていたが、ある日、父の遺品の中に古いカセットテープを見つける。
不可解なことをテープに吹き込む、幼き頃の自分の声に疑問を抱いた俊也は、ある事実に気付く。
やがて運命に導かれるように2人は出会い、ある大きな決断へと向かう。
「正義」とは何か?「罪」とは何か?
【この作品について】
原作は、2016年の「週刊文春」ミステリーベスト10で第1位を獲得するなど高い評価を得た塩田武士さんのベストセラー小説。
フィクションでありながら、日本中を巻き込み震撼させ未解決のまま時効となった大事件をモチーフに綿密な取材と着想が織り交ぜられ、事件の真相と犯人像に迫るストーリーが“本当にそうだったのではないか”と思わせるリアリティに溢れ、大きな話題を呼んだ。
監督は、『いま、会いにゆきます』『涙そうそう』『麒麟の翼』『ビリギャル』など映画ファンからも評価の高い数々の大ヒット作を手掛けてきた土井裕泰さん。
脚本は、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「重版出来!」などで土井監督とタッグを組み、「アンナチュラル」や「MIU404」も手掛ける野木亜紀子さんが担当。
主人公の新聞記者・阿久津英士を演じるのは小栗旬さん。
もう一人の主人公、自分が大事件に関わっていたことを知ってしまう曽根俊也を、星野源さんが演じます。
【この作品を観た感想】
映画館での予告編などを観ていて、公開されたらすぐに観たいと思っていた作品です。
『アンナチュラル』や『MIU404』などのオリジナルの脚本の作品に凄く引き込まれたので、野木さんが脚本を担当したのならば、観たいとも思いました。
これ、あるあるかもしれないのですが。
野木さんが担当されている作品によく出演される俳優さん方が多く出演されていて、一瞬世界観が分からなくなりました笑
『アンナチュラル』なの?
『MIU404』なの?
とどれも違うのに、軽く混乱しましたね笑
小栗旬さんは、様々な役柄をこなす実力派の俳優さんで間違いないと思っていたし、星野源さんがどんな演技をするんだろうと楽しみでした。
物凄く私見なんですが、つい最近まで、私の中では星野源さんは『歌を作り歌う人』という立ち位置で、『演技をする人』ということにあんまりピンと来なかった。
平匡さんのイメージは物凄くあるんですが…
『俳優・星野源はすげーな』と思ったのは、『MIU404』の志摩さんを演じている星野源さんを観てからです(遅)
主演の2人の配役はピッタリだったと思います。
最初は乗り気では無かったものの、35年という年月を経てからこそ、浮かび上がる真実を真摯に追い続け、過去の自身の経験から対象者に優しくなれる阿久津は、様々な役柄を演じきれる小栗旬さんじゃなければダメだったと思います。
対照的に、日常生活を脅かされる驚愕の事実を知り、自分を、家族を守る為、懸命に35年という年月を遡りながら真実を辿っていく曽根は、星野源さんがピッタリだったと思います。
そして、恥ずかしながら『テーラー』という単語をこの映画を観て初めて知りました。
そういう方、私の他にはいませんかね…??
なので、一応載せておきます笑
[テーラー]
スーツなど紳士服の仕立て屋、洋服屋、裁縫師。
寸法取りやデザイニング、チャコ引き、型紙起こしなど一連の流れをさす。
「tailor」の語源は「to cut」で狭い意義では「裁断」を意味する、あるいは意味するところからテーラーという言葉が生まれたとされる。
脚本も俳優陣も私の中ではかなり期待値が高かったのですが、見事にそれを超える作品だったのではないかと思います。
息を殺しながら、身を乗り出すような気持ちで観ることが出来て、あるシーンからは涙が止まらなくなりました。
阿久津の上司の思惑通り、35年という年月が流れたというのは大きく、当時の捜査や技術では分からなくても今なら分かる事もあり、意外にも真相を掴む為の手掛かりが色々なところで浮かび上がってきます。
それだけの年月が経ったのだと思う人、未だに警戒心を持っている人、阿久津と曽根と同じく真相を知りたい人、事件の闇に囚われたままの人…
事件を追う中で様々な人が出て来て、関係性をもう少し理解したいと思い、原作と、オフィシャルインタビューブック買いました…まだ読めてないですが。
映画を観ていく中で、単純に物凄く怖い話だなと思いました。
特に、星野源さん演じる曽根俊也は、意図しないところで、自分が色々なものに関わったことを偶然知ってしまい、自分の人生や生活が根底から覆されるかもしれないという恐怖感を覚えます。
それは、今後誰にも起こり得る事だし、自分ではどうにも出来ない。
こんな事が自分に起きてしまったら、俊也のようにきちんと立ち向かっていけるのかなとも思います。
ネタバレになってしまいそうな感想が物凄く多いので、気を遣いながらこれを書いていますが、時代背景に対して共感が持てませんでした。
もっと違う形で時代を生きることは出来なかったのだろうかと単純に思うところはありますが、今ほど様々な人々の思想などが反映されたり、それを公表したり、それを共有するものも無かったと思うので、柔軟性には欠けていてそれは難しかったのかなと、作品を観ていて感じました。
それと、家族を持ってしまったら、やはり家族を第一に考えないといけないなということを強く思わせる映画でした。
家族という絆があるが故に、家族を振り回し翻弄する…
そして、振り回されたり翻弄されるのは大抵が子供や妻。
回想シーンの度に胸が締め付けられました。
世界の狭さ、理不尽さ…
そういうものをまとめてぶち込んで、グツグツ煮えたぎらせているような世界観がありました。
見え隠れする大人のエゴが生み出したもの。
ぐるぐる纏わりつく負の連鎖。
エゴに囚われているせいで、想像力が乏しく、そのエゴを押し通して誰が幸せになったのか。
特に、子供には背負わせたらダメだと個人的には物凄く思いました。
ミステリーやヒューマンドラマ、様々な要素が絡み合った映画でした。
ネタバレが嫌で書けないことが多いので、兎にも角にもまず皆に観て欲しい笑
色々な年代の人に観てもらいたい、身を乗り出して観れる作品です。
ぜひ、劇場で観て欲しいです。