神様はじめました
大作ですね。
あらすじ
父親が家出し、住む家もなくした女子高生・桃園奈々生(ななみ)の前に現れた怪しい男。
「奈々生に家を譲ろう」という男の言葉を信じて彼の家を訪ねると、そこは廃神社!
怪しい男の正体は、土地神・ミカゲだった!!
奈々生は神社を譲られるかわりに、神様の仕事を任されてしまって!?
この作品について
鈴木ジュリエッタさんが作者の漫画。
『花とゆめ』(白泉社)にて2008年から2016年まで連載され、単行本は全25巻が刊行されています。
テレビアニメ化や、舞台公演化もされた作品です。
25巻まで読んでの感想
私はすごく好き。
日本版ファンタジーになるのかな?
神様やら日本古来の天狗などの妖怪など、色々と不思議なキャラクターが登場します。
それぞれのキャラクターにきちんと背景があり、読み進めていくと色々な話に発展していくので面白かったです。
主人公で土地神になれども、やはり人間の桃園奈々生。
奈々生に仕える神使となる元・妖狐の巴衛。
とても偉い立場の沼皇女(ぬまみこひめ)や、ある秘密を隠して芸能界デビューしてる鞍馬、奈々生に執着する瑞希など…
前半だけでも様々な人物が登場します。
ただ、妖の世界は人間界とは全く違うルールで動いており、無力な奈々生は時に命を狙われることもあります。
そんな時には知恵を使い、神使の巴衛にも助けてもらいつつ四苦八苦しながら、様々なトラブルを乗り越えていきます。
恵まれない家庭で育ってきていることも関係してか、逆境もプラスに変えて、前向きに奈々生は突き進んでいきます。
そして、恋愛模様も様々です。
人間×妖もそうですが、妖同士でも格差があってなかなか結ばれなかったり…
そして、人間と妖の恋は最もなるタブー。
寿命が短い人間は、恋愛感情を切り替えることは出来ますが、妖は寿命が長い為、恋愛感情はそう簡単には消せずに、何百年と引きずる妖もいるという設定でした。
神使という立場上、奈々生に尽くしまくる巴衛。
ツンデレなのに、いざという時には絶対に助けてくれて守ってくれてイケメンとか最強過ぎる巴衛に、めちゃくちゃキュンキュンしましたね笑
そして、その巴衛にも『ある恋愛感情』があったことが描かれていくようになってからは、ますます目が離せなくなります。
人間界を始め、沼やダム湖、海、天狗の住む里や、神様の国など…様々な場所で物語が進みます。
なので、25巻もの大作にはなりますがおススメです。
ここ最近読んだ中でのNo.1かもしれない。
現在、無料試し読みが数巻出ていますし、LINE漫画でも掲載されています。
ここに沢山色々書くより読んでもらった方が早いと思うのでぜひ!!