星降る王国のニナ
リカチさん好きなんです、私。
そのリカチさんの最新作。
星降る王国のニナ
リカチ
【あらすじ】
星の神のごとき深き青――
瑠璃色の瞳を持つ少女ニナは、その美しき瞳ゆえに、フォルトナ国第二王子、アズール・セス・フォルトナに見出される。
三ヶ月後に、大国ガルガダの王位継承権を持つ第一王子のもとに嫁ぐはずだった姫巫女アリシャの身代わりとして。
姫として作法を学び、美しく着飾り、大国を欺くことを求められたニナは、運命に翻弄されながら、一生に一度の恋に出会う。
王宮恋愛ファンタジーの幕開け!
【この作品について】
BE・LOVEにて、現在連載中。
『明治メランコリア』『昭和ファンファーレ』などの作者であるリカチさんの最新作です。
つい最近、2巻が出ました。
表紙が鮮やか過ぎて、目を奪われましたよ。
素敵過ぎる表紙!!
以前、私がブログに書いたリカチさんの作品は『氷の女王』でした。
このブログの中でも紹介しているのですが、私は『明治緋色奇譚』とその続編となる『明治メランコリア』の明治シリーズが大好きです。
聞かれていないですが(でも言う)
明治シリーズの『藤島津軽』が好きで、漫画で一番好きなメンズ(私調べ)の堂々一位を長年キープしています。
明治シリーズ、なかなかの大作なのですがぜひ読んでほしい!!
最近の作品では、年号が入ったタイトルが多かった中、今回はそうではなく、舞台も日本ではありません(アジア圏のイメージ?)
明治シリーズや『昭和ファンファーレ』もそうですが、主人公の幼少時代から大人の女性になるまでの流れを追う、というような展開が多い気がします。
漫画にありがちな、何号にも渡って文化祭を繰り広げる、みたいなことは無いですね笑
【この作品を読んだ感想】
まずは何と言っても、絵が好き!!
王宮でのお話からなのか、表紙がとんでもなく美しい…!!(何回でも言う)
絵もすごく好き…
控えめに言ってアズール、好き…!!(そこ?)
王宮内でのお話なので、衣装や装飾品も華やか。
ですが、ストーリー展開はなかなかエグい…
私の知識にないだけなのかもしれないけれど、色々な国などで、こういう事は昔から頻繁に行われてきたのかなとは思います。
下手したら今でも行われている可能性もありますよね。
1巻では、ニナとアズールの出会いについて描かれています。
国の第二王子として様々な教育を受け、人々からの信頼も厚いが、感情を表にあまり出さないアズール。
一方で、孤児として生活をし、様々な経験を経て、少年のフリをしながら生きていたニナ。
最初の展開も、なかなか衝撃的でした。
2巻ではニナとアズールの関係が少しずつ変わっていきます。
キュン死したシーンが幾つかあって、悶絶しました…
アラフォーだろうが何だろうが、胸キュンしまくりの2巻でした。
王宮に住む人々に関しても、色々な事が描かれていきます。
国を動かす人々がなかなか卑しかったり、常軌を逸していたりして、そうでもしないと王宮では生きていけないのかなと思ったりもしました。
それに反比例してニナの純粋さが王宮では生きて、皆が惹かれていくのかもしれないですね。
残酷な歴史を知り、愛する人を守る為に国の存続を懸けて、とてつもない決断を迫られるニナ。
正攻法を取れないニナが、どんな風にフォルトナを守るのか、続きがとても気になります。
新しい登場人物(しかもヤバそう)も出て来て、波乱万丈になる予感しかしない…
リカチさんの作品なので、期待値高めです。
オススメ!!