1122 5
新巻出ましたね。
『1122』 5巻
あらすじ
妻・相原一子。
夫・相原二也。
結婚7年目の仲良し夫婦。
子供なし。
そんな二人が選択したのは「婚外恋愛許可制(公認不倫)」。
おとやには、いちこも公認の“恋人”美月がいる。
美月との恋に夢中になり始めるおとやを見て、いちこにも変化が……。
前巻(4巻)を読んだ感想
『1122』 4巻
5巻を読んだ感想
物語が動きまくった前巻。
今巻はどうなるのだろうと、続巻を楽しみにしていました。
私があれだけ勝手に肩入れしていた美月夫婦に良い兆しが出てきて少し嬉しい。
『子供がいるから』ということも大きいのか、『家族』として今後も歩んでいかなきゃという意識があるのか、美月なりに史郎なりに前向きに未来に向かっていく感じが好印象でした。
少し遠回りしたけれど、本当に良い夫婦になれたら良いなぁ…
美月も確かに悪いし許されることをした訳ではないけれど、美月とおとやの温度差を考えると、やはり美月は幸せになって欲しい。
そして、問題は相原夫妻ですよね。
以前からですが、私はいちこの考え方が苦手で。
ものすごーく自分本位に感じてしまう。
それが露呈した巻だと思いました。
不倫と風俗。
夫婦が承諾していれば、公認不倫として相手と心を通わせていれば、不貞は許されるのか?
相手がプロだから、風俗は不貞には当たらないのか?
夫側がするのか、妻側がするのか。
男は種を残す為の本能、女は本気だとか聞きますよね。
それぞれの性別で『不貞』への捉え方が違ってくることがよく分かりました。
よく、女の不倫はダメ!と実母がよく言ってたことを思い出します。
美月を見ていても、女側の本気感とかリスクとかを考えると、やはり女側の不倫の方が深刻に考えられるべきなのかなと。
公認不倫と風俗、どちらがタチが悪いのか分からなくなってくるくらいカオスな巻でした。
またもや、すごーく気になるところで終わったので、続きが待ち遠しいです。