[きゅーぴーとは呼ばないで★★]

きゅぴです。小2と年中姉妹2人を抱えるWMです。WMの日々の過ごし方や子供達の話、好きなものについても書いています。好きなものとして、音楽([ALEXANDROS]、sumika、フレデリック)や漫画(主に少女漫画)などについても書いています。日記のように見返せるものを書きたいと思っています。

映画『君は月夜に光り輝く』

CMで気になっていたので観てきました。

 

映画『君は月夜に光り輝く

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映画『君は月夜に光り輝く』公式サイト

 

あらすじ

高校生の岡田卓也北村匠海はクラスの寄せ書きを届けるために行った病院で、入院中の同級生・渡良瀬まみず(永野芽郁と出会う。

 

明るく振舞う彼女が患う病気は〝不治の病・発光病〟

細胞異常により皮膚が発光し、その光は死が近づくにつれて強くなるという。

 

そして、成人するまで生存した者はいない――。

 

卓也は病院から出ることを許されないまみずの〝叶えられない願い〟を代わりに実行し、その感想を伝える【代行体験】を行うことに。

代行体験を重ねるごとに、まみずは人生の楽しみを覚え、卓也は彼女に惹かれていく。

 

しかしその反面、迫りくる死の恐怖が2人を襲う。

そして卓也に隠された〝ある過去〟を呼び覚ます。

命の輝きが消えるその瞬間。

まみずが卓也に託した最期の代行体験とは―?

 

この作品について

佐野徹夜さんのデビュー作の小説が原作。

第23回電撃小説大賞KADOKAWA)にて、選考委員から圧倒的な支持を受け《大賞》を受賞。

累計発行部数50万部を突破した大ヒット作が映画化されました。

 

キャスト

主人公の渡良瀬まみず役は、永野芽郁さん。

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不治の病・発光病を発症した少女。

隔離された病棟での入院生活を余儀なくされている。

宣告された余命は過ぎ、余命ゼロとなっている。

自分が「叶えられない願い」を卓也に代行してもらい感想を語ってもらう“代行体験”を発案する。

 

 

岡田卓也役を、北村匠海さんが演じています。

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クラスメイトが書いた寄せ書きをまだ会ったことのない同級生・渡良瀬まみずに届ける羽目に。

発光病を患うまみずが大切にしていたスノードームを壊してしまったことをきっかけにまみずとの“代行体験”を始める。

姉の鳴子を事故で亡くしている。

 

 

まみずの両親を、生田智子さんと及川光博さん。

卓也の母親を、長谷川京子さんが演じています。

岡田家に暗い影を落とすきっかけを作った、卓也の姉役に松本穂香さん。

まみずの入院先の看護師役で優香さん。

キャスト陣も豪華ですね。

 

 

この作品を観た感想

冒頭は、まみずと卓也の出会いから描かれるかと思いきや、違ってました。

半ば無理やり、まみずのお見舞いに行く事になった時の卓也の無気力さと、不治の病を抱えるまみずの明るさが、最初は物凄く対照的でしたね。

 

まみずが提案した代行体験を卓也が引き受けたのは、まみずのスノードームを壊したことがきっかけではありますが、姉の鳴子を亡くしていることも背景としてあるのかなと思いました。

罪滅ぼしのような気持ちもあるのかも。

 

まみずが亡くなる前に希望を叶えてあげたい、彼にとっての最初の代行体験は、そんな想いだったのかもしれません。

 

まみずの代行体験は、高校生男子にはハードルが高そうなものもちょくちょくあり、気まずそうに代行体験をこなしていく卓也。

代行体験の際に出てくる脇役の俳優さん達が、すごく良い味を出していて笑えました。

その中で、少しずつ羞恥心が薄れたり、まみずのリアクションを見て喜ぶ卓也の様子が微笑ましかったです。

代行体験のシーンは、まみずの希望もプラスされているからなのかキラキラしているシーンが多く、まみずの不治の病のことを忘れそうになるくらいでした。

 

2人の出会いのシーンでは、まみずを不治の病と知りながらも、クラスメイトとの寄せ書きには、割と残酷なコメントを書いていた卓也。

ですが、彼女を喜ばせるために、卓也は積極的に彼女に尽くしていきます。

 

まみずの少し意地っ張りなところもとても可愛いし、2人の本心を隠したやり取りはいじらしいです。

まみずが確実に死に向かっていくのは、2人とも分かっているので、どこまで本心を曝け出すのか、探り合いながら言葉を選ぶ感じが胸を締め付けました。

 

好きなシーンがいくつかありますが、ネタバレになるのでここでは書かずにおきます。

 

以前、どこかのテレビ番組で、永野芽郁さんがこの作品について取材を受けている際に、このようなことを答えていました。

 

『死期が迫っているからといって暗い女の子にはしたくなかった』

 

本当に、その言葉通りでスクリーンの中のまみずはとても明るい女の子。

セリフも仕草も表情も明るく、とても余命ゼロの病人には見えないくらいです。

 

まみずと卓也のシーンは主に、まみずの病室なのですが、普段は元気ということもあり、病室内のインテリアもすごく凝っていて可愛かったです。

体調の悪い時には、やはり色々機材が入っていましたが、それ以外のシーンは、家の個室のようなインテリアでした。

 

タイトルにもあるように、月がすごく印象的に使われていました。

ですが、満月の夜は、少し怖いです。

 

主演の2人

私は、永野芽郁さんと北村匠海さんの2人をCM以外で観るのが初めてでした。

偶然にも、2人とも携帯電話のCMですね笑

 

2人とも若いのに、すごく演技が上手ですね。

役とシンクロしてるなーとすごく思いました。

永野芽郁さんの透明感は唯一無二の存在感だし、北村匠海さんの芯の通った真っ直ぐな感じも他には出せない気がします。

映画のCMでこの2人を見て、映画が気になったし、この2人の配役じゃなかったら観なかったかもしれないです。

そのくらい、ピッタリな配役だったと思います。

この2人の演技力に圧倒されて泣いたシーンもいくつかありました。

 

不治の病を抱える人を好きになる、というストーリーは割りと多いのかもしれないですけど、私はこの映画を直感で観たい!と思って正解だったと思いました。

主演の2人の力もかなり大きいと思います。

へたっぴな若手俳優さんなんかが演じていたら、スベっていたかもしれない…

 

この2人がとても良かったので、永野芽郁さんが主演の『ひるなかの流星』や、北村匠海さんが出てた『春待つ僕ら』が気になってきました。

 

恋愛が好きな人には、ぜひおススメしたいですね。

出来れば、娘達にはこういう恋愛はして欲しくないなぁと思ってしまいます汗