鏡よ、鏡?
最近、職場内の雰囲気が悪いです。
コロナ禍だというのに、ありがたいことに多忙な毎日を送らせてもらっています。
その分、業務もかなり大変かつ、人間関係も円滑では無くギスギスしている。
そんな中、揉め事が勃発しました。
【誰が悪い?】
よくある経営者vsスタッフという構図。
そしてスタッフの中でも、トップとの揉め事。
先日、とうとう先輩が院長に話を付けに行ったけれど、それ以降先輩には会っていないのでどうなったかは分からないのです。
先輩が言うにはここ最近、仕事中に院長が先輩の話を無下にしたり、嫌な態度を取るそう。
私は隣同士で仕事をしているけれど、私はその様子にほぼ気付くことはありませんでした(鈍臭い)
ここ最近、外野から見ていても、2人の折り合いが悪そうだなと思う事は度々あって、その度に多分2人は話し合いを重ねてはきたけれど、多分先輩の方があんまり納得して来なかったのかなと思います。
それが、今回の出来事で噴出した感じだと個人的には思っています。
先輩が辞めたらうちの職場がめちゃくちゃ困るんだから、院長がそんな事するかな?
意外と無意識でやっちゃってるのかもよ?
と話したら無意識の方がよっぽどたち悪いじゃん!?と返されて、それはその通り!と答えるしか無かった…
【気を付けていること】
話が大幅にズレます。
私個人の話にはなるけれど、私は勤続年数は長いものの、そこまで自分の技術などに自信を持っている訳ではありません。
なので、新人の頃から(技術は無くても誰でも出来る)挨拶だけは気を付けようと思って過ごしてきました。
それは今も変わっていません。
挨拶を始め、仕事中は自分の感情を出さずにフラットに、患者さんは勿論のこと、職場のスタッフや院長も含めて丁寧に接しようと思っています。
就業時間を離れれば別だけど、今でもそれは気を付けていることの一つ。
以前に、
仕事をしている人の大半は、1日過ごす時間の中での、仕事が占める割合がとても大きい。
それを1年単位で見てみたら、それはそれは膨大な時間に当たる。
なので、仕事は楽しい方が良いし、その方が人生が豊かになりますよ。
その為には、技術を磨くのは大切ですよ。
という話を聞いて、なるほどなぁと思いました。
技術も勿論大切なんだけれど、人と接することが多いので、コミュニケーション能力も必要になります。
私の一生の中で、もう既に膨大な時間を割いている仕事をしている時は、人間関係に煩わされない方が心穏やかに過ごせるに決まっている。
気持ちよく仕事をしようと思うのならば、先輩後輩や職種に問わず、相手に丁寧に接していれば(相手がよっぽどおかしくない限りは)、相手も私を無下にすることが無いだろうと思って、今も実行しています。
【鏡よ、鏡?】
私が気を付けていることは、『鏡』が付いた法則に似ています。
一つは『合わせ鏡の法則』です。
『夫婦は合わせ鏡』という言葉を聞くことがあり、解釈は人それぞれですが、
うちの母は『こちらが嫌な態度で接すれば相手も嫌な態度を取るし、こちらがニコニコしていれば、相手もそんなに悪いことはしてこない』と解釈しています。
ネットで見た解釈としては『パートナーが自分の長所短所を鏡のように映し出してくれている』というものもありました。
ただ、これ旦那には難しいんですけどね…
とりあえず職場では、気を付けています…
他にも、『ミラーリングの法則』。
ミラーリングとは
簡単に説明すると、相手のしぐさや言動・行動などを鏡のようにして真似をすることにより、相手に好意や親近感を抱かせる心理テクニックのことです。
「類似性の法則」というものがありますが、元々人は無意識的にも意識的にも自分と似ている人、または似たものに対して好意を抱きやすい傾向があるようです。
相手が丁寧に接してくれば、好印象を持ちやすくなります。
そして、その相手の真似ではないですが、好印象のものに対して、嫌な態度を取る人はあまりいないでしょう。
相手に好印象を持ってもらう為には、こちらがツンケンした態度で接していたら、悪い印象を持たれるか、好印象を持たれるまでは物凄く時間がかかると思います。
ただ、善人に対してのみ言えることであるのかなとは思っています。
【気の持ちよう?】
先ほどの揉め事の話に戻りますが、私個人としてはどっちもどっちだと思うんですよね。
院長もだけど、先輩も院長に対して結構冷たい返しをすることも多い。
長年連れ添ってきて遠慮が無くなったり、その歴史故の軋轢みたいなものが積み重なっていたりして、お互いがお互いを純粋に尊敬し合えていない。
なので、些細な事にも過敏に反応しているような感じがします。
例えば、『おはよう』と挨拶したのに、向こうからは返ってこなかった。
その時のこちら側の反応として『聞こえなかったのかなぁ』と思うのか、『無視された!』と思うのか。
『無視された!』と思う相手のことは、自分がその人をよく思っていない場合も少なからずあると思います。
自分の気持ちの持ち方やその時々のテンションによって、相手の態度の受け取り方が変わってくることはよくあると思います。
院長も先輩も、お互いの言動に物凄く過敏に反応してイライラしているように見えるのです。
私も、院長に対してイライラする事も沢山ありますし、最近は確かに『え?』と思う事が多々あります。
だけど、仕事中はなるべくそれを出さないように努力しますし、何より私は鈍感力というかわりと嫌なことをすぐに切り替えられるタイプだと思っています。
切り替えは早いけれど、根には持っています。
あの時、あいつこういう事言いやがった…とかね。
ただ、私はこの2人のことを尊敬していますし、この2人だからこそ、うちの医院もここまで忙しい程の状態になったのだと思っています。
平和的解決がなされていたら良いのだけどなと願って止まない週末でした。