6歳臼歯にシーラントをした話。
自分の子供達には、4ヶ月に一度、歯科検診を行なっています。
長女に6歳臼歯が生え始めてかなり出てきたので、虫歯の予防処置であるシーラント処置を行いました。
シーラントとは?
奥歯の噛む面にある溝が虫歯になりやすい部位なので、そこが虫歯になる前にシーラント剤で埋めて虫歯の予防処置を行うことを言います。
ネットで分かりやすい画像が沢山あったので、拝借しました。
シーラントを行う手順
歯科医院によって、ここは少し変わるかもしれません。
ざっくり言うと、お子さんが、お水や風、バキューム(水を吸うやつ)などを使えないと処置することが出来ません。
当歯科医院の場合
①染め出し
綺麗な歯面にしてからシーラント処置を行う必要があるので、汚れを分かりやすくする為に染め出しをします。
②歯面清掃
染め出しで染まった汚れを落とします。
③レーザー処置
レーザーを歯面の溝に照射して除菌処置をします。
④シーラント処置
エッチング処置(酸処理)を必要としないシーラント剤を使っているので、様々な薬剤を使用してシーラント処置をします。
お子さんが大きくお口を開けれてジッとしてもらえたらそこまで時間はかからずに済む処置です。
シーラントの賛否両論
シーラントに関しては考え方が様々で、行なっていない歯科医院もあると思います。
綺麗な歯面にシーラントを行えないと、シーラント処置を施していてもシーラント下で虫歯になることもあるからです。
それに、特に歯を削って処理をする訳ではないので、自然脱落することもあります。
当医院はレーザー処置も行うし、シーラントは虫歯予防に効果があると思っているので、親御さんとお子さんに説明して、ほぼ処置をさせて貰います。
私も自分の子供に、シーラントの必要性と何を使用するのかなどを説明をして、シーラント処置を行いました。
当医院は、乳歯にシーラント処置は行いませんが、乳歯に行うところもあります。
6歳臼歯は、永久歯の臼歯(奥歯)の中で一番最初に生えるところで、尚且つ噛み合わせにもすごく重大な役割を担っているせいもあってか、虫歯や歯周病や歯の破折などによって、喪失率がかなり高い歯です。
少しでもそのリスクを避ける為に、早めに備えることが大事だと思います。
6歳臼歯が生えたら、早めに歯科医院を受診してみて下さい。