GPS、導入しました!
何だか、物騒なタイトルになってしまいました。
ですがタイトルの通り、導入したんです。
小2の長女に持たせています。
【きっかけ】
きっかけは夏休みに入ってから、同じ学童に通う長女と同級生のママからこんな話を聞いたからです。
学童へ親の送迎無しで通わせているとのこと。
長女が通う学童は、1年生の頃は小学校まで学童の指導員さんがお迎えに来てくれたりと手厚く、長期休暇の際の送迎は親が行います。
ちょこちょこ、この曜日だけは子供だけで学童から自宅へ帰らせている同級生の子がいるという話も聞いたりはしていましたが、我が家は去年と変わらず親が送迎を行っていました。
長女も周りに触発されたのか、1人で学童に行きたいという希望を口にしました。
最近、少しずつ近所におつかいなどをお願いしたりもしていたので、良い機会だと思いました。
ただ、物騒な事件などもあるので心配の種は尽きません。
そして、毎日学童のLINE宛てに長女が到着したかを聞く訳にもいかないしなぁと思っていたところで、キッズケータイを持たせることも考えましたが、管理が難しいかもしれないと思い、GPSはどうだろうと。
キッズケータイだと持って行ける場所も限りが出てくるけれど、GPSなら学校が始まってからも使えるのでは?と思い、調べてみることにしました。
【参考にしたサイト】
【子供用GPS】絶対おすすめ8選 小型・安い・シンプルはコレ!契約不要で親のスマホアプリから追跡! - 特選街web
子供用とはいえ、様々なタイプのものがあるようです。
サイトを参考にしてみて、我が家は『本体価格+月額料金』が費用として生じるものの中で『単機能タイプ』を選択しました。
『単機能タイプ』とは…
最もシンプルかつ現在主流といえるのが、現在位置の情報と、そこに至るまでの経路(ルート)をスマホアプリの地図上に示すタイプのもの。
GPS端末からスマホに向かって位置情報を定期的(最短1分間隔程度)に送信する単機能タイプである。
音が出るような機能を備えていないので、不意に音が出て授業の邪魔をしてしまうようなことが起きない。
安心して学校に持ち込めるタイプである。
機能がシンプルなぶん、端末自体が小型でバッテリーの持ちもいい。
(サイトより)
学校に持ち込めて、バッテリーが長持ちかつ、機能もシンプル…そして月額の通信料もそこまで負担にならないものを選びました。
【選んだ機種】
【公式】みてねみまもりGPS | お子さまの成長をやさしく見守ります
手順としては…
①みてねみまもりGPS本体を購入
②専用アプリ(無料)をインストール
③ユーザー登録、GPS端末と連携
費用としては…
本体価格 4,800円(税込5,280円)
+
月額通信費 480円(税込528円/月)
Amazonから注文出来たので、すぐに自宅に届きました。
専用のアプリをインストールして、簡単な設定を行うだけで、使用出来るようになりました。
アプリをインストールすれば、何人かでそのGPSのチェックを行えるので、夫にもインストールしてもらいました。
自宅と小学校、学童を登録して、登録場所から出発や到着するとアプリやメールで通知が来ます。
最初は、私がGPSを持って学童まで行ってみて、きちんと機能しているかを確認して、そこから使わせることにしました。
学童に持って行くリュックのポケットにGPSを入れて通わせています。
今のところはきちんと機能して、今日で使用開始から4日が経ちますが、まだ充電せずに済んでいます。
数年後には、キッズケータイなどを持ち歩くことになるのかもしれないですが、習い事に1人で行くようになったり、今以上に1人で出歩く時にも持たせたいと思っています。
映画『アーク』
これも書かなきゃと思い、書いていませんでした。
映画『アーク』
映画『Arc アーク』オフィシャルサイト|2021.06.25 FRI
【あらすじ】
ある別れを経て、放浪生活を送っていたリナは、やがて師となるエマと出会う。
リナは大手化粧品会社で、最愛の人を亡くした人のために、遺体を生きていた姿のまま保存できるように施術する「ボディワークス」という仕事に就く。
一方、エマの弟で天才科学者の天音は、姉と対立しながら、ボディワークスの技術を発展させた不老不死の研究を進めていたー。
やがて世界は、人類を二分化し、混乱と変化をもたらしていく。
【この作品について】
「愚行録」「蜜蜂と遠雷」の石川慶監督が、SF作家ケン・リュウの短編小説「円弧(アーク)」を芳根京子主演で映画化。
芳根京子が主人公のリナ役を演じる。
エマ役の寺島しのぶ、天音役の岡田将生ほか、倍賞千恵子、風吹ジュン、小林薫らが脇を固める。
【この作品を観た感想】
映像はとても美しいです。
多分、色々なアングルだとかそういったものも、凄く拘って撮影されているのかなと思いました。
「ボディワークス」のシーンは、結構残酷に感じて怖かったけれども…
キャスト陣も美男美女で顔面偏差値も素晴らしい。
身のこなしや衣装も素敵でした。
テーマも凄く現実的だったと思います。
遠くない未来に、そういう世界がやって来る可能性はあるかもしれない。
その時、自分がどの様な選択をするのか、自分だけでなく周りは…色々な価値観があると思います。
ただ…私は退屈に思えてしまった映画でした。
何なんだろう、脚本?演出?
後半から、すごく退屈になってしまって。
他の作品を観れば良かったかな?と思ってしまいましたね。
好き嫌いがすごく分かれる作品だと思います。
アートの要素が強い作品の様に感じました。
興味のある方はぜひ。
映画『キャラクター』
もう劇場公開は終わってしまいましたね…
もっと早く書くべきだった!
『映画 キャラクター』
【あらすじ】
漫画家として売れることを夢見て、アシスタント生活を送る山城圭吾。
ある日、一家殺人事件と関わってしまい、そこから彼の人生は大きく変わっていく。
一躍、大成功の人生を歩んでいく山城だが、次々と新たな事件が発生して…
【この作品について】
菅田将暉と本作が俳優デビューとなる「SEKAI NO OWARI」のボーカルFukaseの共演によるダークエンタテインメント。
「20世紀少年」など数多くの浦沢直樹作品にストーリー共同制作者として携わってきた長崎尚志によるオリジナル脚本を、「世界から猫が消えたなら」「帝一の國」の永井聡監督のメガホンにより映画化。
PG12指定の作品です。
【この作品を観た感想】
めちゃくちゃ良かったです。
ただグロいシーンが多かったので(PG12指定だしね)耐性が無いと無理かもしれないです。
キャスト陣、すごく良かったです。
菅田将暉くんは、様々なことに葛藤する様子を繊細に演じていて、クライマックスは執念みたいなものを感じました。
そして、本作が俳優デビューとなったFukaseさん…脚本は当て書きだったのかな?と思える位のハマり役だったと思います。
素晴らしい俳優デビューになったんじゃないでしょうか。
音楽方面の時は、あまり興味が無かったのですが(おい)
その反面、とても今回の俳優デビューが響きましたねーすごく良かった!!
違う役も見てみたいと思いました。
高畑充希ちゃんも良かったし、私としては小栗旬さんがめちゃくちゃ良かった!!
最近の小栗旬さんの配役は、私の中でときめくものが多く…ドキドキしました。
そして、ストーリー展開もすごく良かった…!!
最後のクライマックスでは、急展開の鬼気迫るシーンが満載で鳥肌が立ちました。
上映中は、物語に物凄く引き込まれて全然飽きなかったです。
華やかな世界の舞台裏が垣間見えたり、色々な考え方があるものだなと思いながら観た上映でした。
自分を形成する世界が『幸せ』だと信じて疑わない、その純粋さがあまりにも怖い。
偏った価値観は、人を酷く歪ませるのかなと。
普段、何気なく生活している中で、異様な世界観や時間はその辺に転がっているのかもしれないなとザワザワしました。
グロに耐性があれば、引き込まれて観れる作品だと思います。
後半は特に、畳み掛ける様なシーンが多く、一度だけ悲鳴を上げてしまいました笑
キャストもストーリーもとても良かったので、ぜひ観て欲しい作品です。
もっと早く書ければ良かった…
習い事の話。
2021年も下半期に突入してビビっているきゅぴです。
ここ数年、ずっと頭を悩ませていた問題が1つクリアになりました。
子供達の習い事問題です。
【習い事と私】
思えば、私は子供の頃から様々な習い事をさせて貰っていました。
習字、スイミング、そろばん…
その中でも変わっていたのが、少林寺拳法。
習い事の中では一番長く続き、小学1年生から中学3年生まで。
初段で黒帯まで持つことは出来ました。
スイミングのおかげで、バタフライ以外は泳げるようになり、そろばんのおかげで、暗算は割と早いです。
そして、少林寺拳法のおかげで、受験時に武道推薦というものの恩恵を受けたり、受け身が取れたり、子供の頃は噂が独り歩きして、きゅぴって強いらしいぜ、ヤバいぜと言われて変なちょっかいを出されるようなことはなかったりなど、色々なことを経験出来ました。
なので、自分の子供達に何かさせるのなら、武道はやらせたいなと思っていました。
【価値観の衝突】
実父の考えから、子供達には泳げるようになって欲しいという思いがあり(いざという時に溺れたりすしないように)、私達兄弟はスイミングを習っていました。
そして、現在のコロナ禍ということも重なり、名古屋市では小学校でのプールの授業は中止されています。
なので、小2の長女は水泳の授業というものを未だに経験したことがないのです。
授業だけで泳げる様になるのは大抵困難だろうなということと、スイミングで体力増加を期待したいのもあります。
それと、これは私個人の意見ですが、以前に四柱推命で子供達を占ってもらった際に、長女は水との相性が良く、野外でのスポーツは避けた方が良いかもという結果が出たことを受けて…スイミングを習わせたいなと思っていました。
四柱推命の鑑定を受けた話〜プロによる子供鑑定編〜 - [きゅーぴーとは呼ばないで★★]
…が!!
私と長女は乗り気でしたが、夫からの猛反対にあいました。
水辺に行かなきゃ良くない?だとか泳げなくても困らないとか…夫は私よりも泳ぐのが苦手です。
そして、夫は習い事の経験が無い人。
案の定、スイミングに関しては平行線でしたが、一つだけ夫と意見の合った習い事がありました。
武道です。
何故、夫がそこはOKだったのかは未だに不明なのですが笑
そうとなれば、私はすぐに動きました。
甥っ子達が空手を習っていたからです。
【即行動】
色々調べたところ、武道の習い事としては、地元では空手の道場が一番多かったです。
私としては、柔道は受け身が取れなかったら怖いなということがあったのと、少林寺拳法以外を習わせたいなーと思うところがあり…剣道も惹かれましたが、より実戦的な感じのする空手を選びました。
習い事を決める基準として、道場内の雰囲気、月謝や立地などの条件に加えて、私が送迎可能、或いは対応出来るタイミングで通えるクラスがあるかも私の中では大きかったです。
もう少し大きくなったら一人でも通えるところが理想じゃない?とフォロワーさん達からアドバイスを貰えたのも、選ぶポイントになりました。
それらを踏まえて、甥っ子達の道場が一番良さそうだなと思い、妹に色々聞いてから、見学のアポイントをすぐに取りました。
子供達も前向きに習いたいという話になり、とんとん拍子に話が進み、1週間後には入館の申し込みをして、つい最近は道着も届きました。
同年代のお子さん達が多く通っていて、今のところは楽しそうに子供達も通っています。
子供達の習い事の話をしていた際に、『武道なんて怖い、相手をやっつけるんでしょう?』という言われ方をしたことがあって悲しくなりました。
子供達にはそういったことを耳に入れたくないと思った出来事でした。
今まで、私は武道を習って良い経験の方が多かったので、子供達にはそれを話していきたいです。
コロナワクチン接種(2回目)の話
先月中旬に打ってきました。
2回目のコロナワクチン接種の話です。
1回目の時のブログはこちらです。
コロナワクチン接種(1回目)の話 - [きゅーぴーとは呼ばないで★★]
【接種当日】
1回目と同じく、休み前日のお昼休憩に予防接種を受けて、午後はそのまま診療へ。
2回目は、注射自体も痛くないような感じがしました。
診療中も腕の痛みなどもマシに感じました。
午後の診療も終えて帰宅。
2回目の方が副反応が出ると聞くので、夫や実母に協力を要請し、子供達のお迎えやお世話、夜ご飯を作って貰いました。
特にこれといった副反応も出なかったので、逆に色々とお願いしてしまって申し訳ない気持ちになりました。
【接種翌日】
副反応は出ない派なのかなーと楽観視していた私が異変を感じたのは、接種日から日にちを跨いだ頃。
エアコンが効いている寝室内にいるのに、体が熱くて汗が止まらない状態に。
ふと脳裏を過ったのは、接種翌日に予定されていた学校健診についてでした。
院長に付いて学校に出向き、健診内容を記録用紙に書き込むという仕事です。
ただ、1学年が9クラス近くあるので、半日かけて行います。
予防接種が割と唐突に決まったので、元々の予定を変更することが難しい状態でした。
付いていくスタッフの体調が厳しければ、他のスタッフが行く、そして体調を知らせるLINEを早朝にくれるという話になっていました。
幸いにも、そのスタッフは腕が痛いくらいで熱などは無いとのこと。
そのLINEに返事をして、二度寝して起きるとやはり体調がおかしく、体温を測ると発熱していました。
38.3℃(平熱は36.5℃くらい)
倦怠感
関節痛
腕も痛い
恐らく副反応が出たのだと思われます。
私が失念していたのは、接種翌日のことでした。
前回の接種で特に問題が無かったのと、接種してすぐに発熱するから気を付けて!と言われていて、それが無かったので、2回目も大丈夫そうじゃんと思ってしまい、接種翌日のことは普段通り自分で色々とこなす予定でいました。
ところが久々の高熱はかなりしんどく、とても子供達の面倒を見られる状況ではありませんでした。
長女を小学校に送り出し、お迎えは隣に住む実母と在宅勤務中の弟にお願いし、次女は同じ保育園に通う妹に送迎をお願いしました。
夫も自分がやれる範囲のことを提案してくれたのですが、時間の都合が合わず、普通に出勤してもらいました。
高熱のせいか、食欲も無かったので、水分だけ摂るようにしていました。
ただ、二階の寝室から一階のリビング、トイレなどの移動すらもツラい。
こんなにキツいとは思いもよらず、楽観視した自分に対して怒りが湧きました…
持ち帰っていたカロナールを服用したら、身体はだいぶ楽になり、37℃台にまで熱も下がるのですが、効用時間が切れると再び熱も上がり、関節痛や倦怠感が襲って来ます。
カロナールをあまり持っていかなかったので、一錠ずつの服用しか出来なかったのも辛かった。
二錠ずつ飲めるように計算しなかったことを後悔しました。
実母が見かねて、この日の夕飯も用意してくれて、子供達には事情を話して子供達だけで入浴してもらいました。
発熱もろもろの症状は夜まで続き、接種日2日目の仕事に行けるのか心配になってきました。
仕事も私名義のものがガッツリあったので、休むのが厳しい状態だったのです。
【接種日2日目】
何とか起床して、熱を測りました。
37.4℃…微妙…
それ以外の症状は前日に比べればマシですが、続いている状態で、後は汗が止まらない!
この日もカロナールを飲み、仕事へ。
同じ様に休めない…と出勤してきたスタッフが何人かいました。
一番若い20代前半のスタッフだけ、休みが欲しいと連絡があったそうです。
何とか仕事をこなし、午後にはだいぶ体の状態は戻ったので、薬を飲まなくても良い状態になりました。
その日は、普通に家事などもやれたので良かった!
【まとめ】
私のスペックは、38歳、女性。
予防接種1回目の副反応としては、
接種した腕が痛い
眠気が強い倦怠感
くらいのものでした。
2回目の接種は、接種日当日は元気。
翌日から2日目の午後近くまで、発熱を含む諸々の症状が出ました。
かなりしんどく、自分のことをやるのにも骨が折れて大変でした。
幸いにも、近くに動ける親族が何人もいたこと、そして、子供達が小2と年中さんということで、ある程度自分の身の回りのことが自分でやれる、こちらの話を理解出来る(ママ熱出てるの!?可哀想!!私達頑張る!!となってくれた)こともかなり大きかったです。
以上の私の経験を踏まえて…
①接種日から2日目くらいまでは、余裕のあるスケジュールを組むこと
②自分以外の人の世話がある場合(特に子供)は、そこを託せる様に下準備をすること
(送迎や食事やお世話などについてどうするか考えておく)
③解熱剤は多めに用意して、発熱に備えて飲み物や食べやすいものなどを用意しておくこと
核家族の方の場合は、ご夫婦揃って同日に打つのはやめた方が良いんじゃないかなと個人的には思います。
ワクチン接種の証明書はスマホで画像として残しています。
正直、ここ数年で一番しんどい2日間でした。
これを毎年接種するとなると、物凄く気が滅入りますね。
うちのスタッフの副反応の発熱の状況についてはこんな感じでした。
(×が発熱)
50代後半男性→◯
50代後半女性→◯
40代前半女性→◯
30代後半女性2人→×
20代後半女性→×
20代前半女性→×
若ければ若い程、副反応が出やすいというのはその通りなのかなと思いました。
ただ、女性でも高齢の方でも発熱する方はいたので(細身の方のイメージ)本当に差が分からないです。
今度接種するのなら、もう少し体制を万全にして臨みたいと思います。
ソースあるのか分からないですが、電解質を飲んでから接種すると副反応が出づらいという話を聞くので、今度は試してみようかなと思いました。
早くマスクを日常的にしなくても良い生活が戻ってくると良いですよね。
映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』
こちらからの続きです。
映画『るろうに剣心 最終章 The Final』 - [きゅーぴーとは呼ばないで★★]
つい先日、Beginningを観てきました。
映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』
映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』公式サイト
【あらすじ】
剣心への復讐として勃発した最後の戦い。
その戦いの理由は幕末へと遡り、剣心の頬に刻まれた〈十字傷の謎〉に迫る。
前作の最終章「The Final」で明かされる、剣心の中での大事な女性の存在、剣心はなぜ〈不殺の誓い〉を立てたのか?などが描かれた最終章第2弾。
【この作品について】
和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演&大友啓史監督で実写映画化し大ヒットを記録した時代劇アクション「るろうに剣心」のシリーズ完結編となる2部作の第2弾。
原作では緋村剣心が過去を語る形式で物語が進む「追憶編」をベースに、剣心が不殺の誓いを立てるに至るまでの物語と、彼の頬に刻まれた十字傷の謎に迫る。
「るろうに剣心」の始まりと終わりを描く、時空を超えたアクション感動超大作。
今作の追加キャストでかなり重要だったのは、このお二人でしょうか…
【この作品を観た感想】
The Finalは動のイメージ、それに対して今作品は静のイメージ。
ただ、アクションは安定の迫力です。
そして、今までの『るろうに剣心』シリーズとは決定的に違う点があります。
追憶編として、人斬り抜刀斎時代の剣心が登場します。
今までのシリーズだと、不殺の誓いの為に、剣心が振るっていたのは、人を斬れない『逆刃刀』という特殊な刀。
ですが、今作では普通の刀を使用する為、絵面がとんでもない感じになっています。
なので、殺陣のシーンも、他のシリーズには無い殺伐とした様子で撮られているように感じました。
衣装なども、暗い感じのものが多く、流浪人の剣心と対照的にしているのかもしれません。
この作品に登場する、壬生の狼のあの人もきちんとタイムスリップしてる感じで作られていて、しっかり比較されていたように感じました。
そんな中、印象的な出会い方をする剣心と巴。
比較的、暗めの衣装に身を包む抜刀斎の剣心と、割と白をベースとした衣装を着ていた巴。
雪がこんなに似合う女優さん、いるかな?と思いました。
これは、前から分かっていたことですが、やはりこのお二人は顔面偏差値高過ぎで、色々なシーンが物凄く美しかった。
立ち振る舞い、声色、顔立ち、目線の配り方…
そのどれを取っても美しかった。
それに比例するように、背景も場所や季節の彩りなど、とても美しかったです。
こちらの作品も、割と原作に忠実。
原作でのセリフも使われていたりしました。
任務の性質上、或いは葛藤からなのか、自分を労わるということを知らずに日々を過ごす剣心は、見ていてヒリヒリしましたね。
アクションもさることながら、どちらかと言うと『人間ドラマ』に重点を置かれていたように思いました。
『剣心にとって最も大事なエピソード』
『これをやらずに、るろうに剣心は終われない』
と、制作陣が覚悟を決めて作った作品だということがひしひしと伝わって来ます。
こちらの作品を観ると、縁の狂気の理由などが割とすんなり理解出来るような気がします。
『The Final』だけでは、『縁が何だかヤバい変な人』という視点が拭えない。
ですが、『Beginning』を観て初めて『The Final』が完結するのですね。
原作を知らないと『The Final』の不透明な部分にモヤモヤしそうなので、きちんと二部作で観ることをオススメします。
そして、原作を読むと更に理解が深まるので、それもオススメします笑
人気シリーズの完結は、少し寂しい気もしますが、きちんと完結していたと思います。
普段の『るろうに剣心』シリーズのアクションを期待して観ると少し違うかもしれないですが、制作陣の思った通り、必要なエピソードだと思いますので、二部作でぜひ観て下さい!!
映画『るろうに剣心 最終章 The Final』
完結編を2作共観てきました!
まずは、The Finalから。
映画『るろうに剣心 最終章 The Final』
映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』公式サイト
【あらすじ】
日本転覆を企てた志々雄真実との死闘を終えた剣心たちは、神谷道場で平穏な日々を送っていた。
そんなある日、何者かが東京中心部を相次いで攻撃。
やがて剣心は、ある理由から剣心に強烈な恨みを持つ上海の武器商人・縁との戦いに身を投じていく。
【この作品について】
和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演&大友啓史監督で実写映画化した大ヒットシリーズ「るろうに剣心」の第4作目、完結編2部作の第1弾。
原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに、剣心の十字傷の謎を知る上海マフィアの頭目・縁との戦いを描く。
主要キャストはほぼ続投。
そして物語の重要な鍵を握るキャストとして追加されたのがこの2人です。
新田真剣佑さん。
有村架純さん。
【この作品を観た感想】
映画も今までのシリーズに加えて、学生時代から原作も読んできました。
原作は手元には無いので、改めて読み返した程…
実写化ってあんまり好きでは無いのですが(特に漫画のように既にビジュアルが出ているものは特に)
『るろうに剣心』の実写化は、大成功だと個人的には思っています。
話は逸れますが、『るろうに剣心』以外で実写化のクオリティー凄いな!と思ったのは、『のだめカンタービレ』です笑
唯一、私としては今まで女性陣のキャラには『うーん』と思うところがあったのですが(操役の土屋太鳳さんは別!)
巴役はもう有村架純さんしかいないね!という位、適役だったと思います。
『るろうに剣心』の映画は、本当に原作のキャラ達に血が通って動き出しているような、そんな感覚がするのです。
今後も、そういった映画に出会えたら嬉しい。
そして、『The Final』と『The Beginning』と比べると、『動と静』というイメージかな。
なので、今作は『動』の方ですね。
原作の『るろうに剣心』の中でも、特に重きを置かれていたであろう、人誅編。
巻数にすると、10巻分相当に当たります。
それをどう濃縮して、尚且つ、2作品としてどうやって映画を作るのか…そこも興味深いところではありました。
映画『るろうに剣心』の代名詞と言えば、アクション。
主演の緋村剣心役の佐藤健さんのYouTubeで、映画撮影時の様子の動画を幾つか見ましたが、練習から凄くてびっくりしました。
今までのシリーズでも、アクションに度肝を抜かれることは度々ありましたが、今作品も冒頭から期待を裏切りませんね。
アクションが本当に凄い!!
今作品で、重要な役どころの縁を演じた新田真剣佑さんが、それはもう凄かった。
上背はもう少しあっても良かったかもしれないですが、またもやスクリーン上に本物の縁が登場しちゃったような感覚を覚えました。
速さと高さを兼ね備えている剣心に対し、縁は体幹や力強さ、しなやかさで剣心を追い詰めていきます。
2人のアクションがより際立つ様に、様々な小道具を使っていましたし、意外なキャラが登場したのも驚きました。
それにしても、物凄い人数のエキストラさんが出てきたので、演者さんもそうですが、撮影する側も大変だなと思いながら観てしまいました笑
人誅編の特徴である、不気味な何かが周りで動き出し、精神的に疲弊していく感じ…
そこは、物凄く上手く出ていたと思います。
やっぱり、剣心役は佐藤健さんしかいないと思いました。
映画自体の完成度はとても良かったのだと思います。
ただ、原作の『人誅編』において、私の中では結構重要なエピソードに当たるイベントが無くなっていたのは、少し残念でした。
ううん、分かってる…
それ入れたら、多分3部作くらいにしなきゃダメだとは思う…
だけど、そのイベントがあって初めて、何年にも遡る遺恨が絡み合う『人誅編』を、色々なキャラが乗り越えるきっかけになったのだと個人的には思っていたので、そこだけが物足りない感じがしました。
ぜひ、原作も読んで欲しいです。
今作品も、原作にかなり忠実ですが、原作を読むことで更にハマると思いますよ。
このエピソードを抜いても、綺麗に話を終わらせていたので、良い作品だったと思います。